01日本初・MDOPEへの挑戦

MDOPEとは一軸延伸ポリエチレンフィルムのこと。
Machine Direction Orientation(縦方向延伸)の頭文字です。

林産業では、日本国内において他社に先駆けて、「インライン延伸機搭載インフレーション成形機」を導入しました。
一軸延伸加工をすることでポリエチレン本来の優れた特性に加え、強度・コシ・透明性などが向上。一般基材をMDOPEに置き換えることでパッケージのモノマテリアル化を達成できます。
ポリエチレン モノマテリアル(単一素材)でさまざまなことが可能になります。

Example 01

これまでポリエチレンとアルミ箔を張り合わせていたパッケージが
ポリエチレンだけで可能に

Example 02

これまでポリエチレンとポリプロピレン(PP)の混合原料で作っていた製品が
ポリエチレンだけで可能に

02MDOPEに機能を付与させる
さまざまなシーラントフィルムも製造

SEALANT

標準タイプ・低温ヒートシールタイプ・耐熱タイプの3種類あり

BARRIER SEALANT

酸素・水蒸気バリア性機能を持ち、ラミネート工程削減による生産効率向上が可能

EASY TO CUT SEALANT

直進カット性能により、容易な開封性を付与

弊社シーラントフィルムの大きな特徴は低温ヒートシール性。加えて、酸素・水蒸気バリア性を付与したバリアシーラントと易カット性能を付与した易カットシーラントを開発。MDOPEやバリアコートMDOPEと組み合わせることで、お客様のご要望に合わせたモノマテリアルパッケージが可能となります。

ヒートシールの温度と強度の関係グラフ

03MONO - MATERIAL 環境にやさしい単一素材

弊社MDOPEの大きな特徴は、「高剛性」および「熱収縮低減」。バリアコートやバリアシーラントでより機能的に。

MONO - MATERIAL表

B|バリアコートMDOPE

特徴

  • お客様先でコーティング可
  • グラビア印刷機でコーティング可
  • 酸素バリア性
  • 水蒸気バリア性
Item Unit TYPE A TYPE B
OTR
(23°C / 65%RH)
cc/m2・day・atm 1.0 0.7
WVTR
(40°C / 90%RH)
g/m2・day 2.1 2.1
Coating times - 2 1

E|LL - バリアシーラント

特徴

  • 低温ヒートシール性
  • 酸素バリア性
  • 水蒸気バリア性

PETやONyなどの一般基材にも使用が可能。
VM-PETとの置き換えにより2層構成を実現。

酸素バリア
水蒸気バリア
タイ拠点での製造
厚み 30 - 180 μm
800 - 2200 mm
EVOH ラミ品で5.0 wt%以下
※CEFLEXガイドライン に基づく
NEXT STEP / 更なるステップへ
  • 耐衝撃性
  • 易カット
  • 静電気防止
  • 超低温ヒートシール性
  • より高いバリア性
  • ハイボイル

F|易カットシーラント

特徴

  • 易カット性(MD方向)
  • バリアコートMDOPEとの組み合わせが可能
  • 低温ヒートシール性

特徴

パッケージイラスト
断面

04MONO - MATERIAL 実際の製品例

A+D MDOPEモノマテリアル

A+D MDOPEモノマテリアル

【構成】MDOPE + LL-シーラント
【特徴】高強度・高剛性・熱シュリンク低減・低温ヒートシール

  • 高強度 高剛性
  • 熱シュリンク低減
  • 低温ヒートシール

優れた延伸加工技術、樹脂選択により高強度・高剛性・熱シュリンク低減・低温ヒートシールを達成。内容物の保護・商品性・加工適性などに優れたPEモノマテリアルをご提案。

B+D バリアMDOPEモノマテリアル

B+D バリアMDOPEモノマテリアル

【構成】バリアコートMDOPE + LL-シーラント
【特徴】酸素バリア性

  • 酸素バリア性

MDOPEフィルムにバリアコートを施した酸素バリア性のあるMDOPE。

A+E バリアシーラントモノマテリアル

A+E バリアシーラントモノマテリアル

【構成】MDOPE + LL-バリアシーラント
【特徴】酸素・水蒸気バリア性、生産効率化、低温ヒートシール

  • 酸素
  • 水蒸気バリア性
  • 生産効率化
  • 低温ヒートシール

EVOH共押しシーラントフィルムにより酸素バリア性、HDPEによる水蒸気バリア性に加え高いリサイクル性を達成(EVOH 5wt%以下)。さらにはモノマテリアル用途だけではなく一般基材にも使用ができ、ラミネート工程を減らすなど生産効率化のメリットがある。