01日本初・MDOPEへの挑戦

MDOPEとは一軸延伸ポリエチレンフィルムのこと。
Machine Direction Orientation(縦方向延伸)の頭文字です。

林産業では、日本国内において他社に先駆けて、「インライン延伸機搭載インフレーション成形機」を導入しました。
一軸延伸加工をすることでポリエチレン本来の優れた特性に加え、強度・コシ・透明性などが向上。一般基材をMDOPEに置き換えることでパッケージのモノマテリアル化を達成できます。
ポリエチレン モノマテリアル(単一素材)でさまざまなことが可能になります。

Example 01

これまでポリエチレンとアルミ箔を張り合わせていたパッケージが
ポリエチレンだけで可能に

Example 02

これまでポリエチレンとポリプロピレン(PP)の混合原料で作っていた製品が
ポリエチレンだけで可能に

独自開発のMDOPEは、同じく独自開発の専用シーラントとの組み合わせで、あらゆるシーンでの単一素材化を可能とします。複合素材で構成されているラミネートのパッケージを単一素材で構成することで、これまではリサイクル不可能とされていた包装材がリサイクル可能になります。それはプラスチックの廃棄量を低減させ、Sustainabilityにも繋がります。

国内無二の5層構造一軸延伸PEフィルム(MDOPE)
国内無二の5層構造一軸延伸PEフィルム(MDOPE)
基材代替の可能性/シーラントへの展開

02『Ethicalist』(エシカリスト)とは

Ethicalist ロゴ

Ethical(エシカル)とは、人や社会、地域や環境などに優しいモノを購入する行動やライフスタイルなどを指します。
林産業では、地域社会や自然環境等を考え、そこに我々が提唱する環境負荷低減ソリューション『Mission S2R』で示す「削減する(Reduce)」と「もう一度使えるようにする(Recycle)」を実践する当社の製品群を『エシカリスト』と名付けました。
製品ラインナップは以下となります。

  • Ethicalist® MDO(ラミネート用基材)
  • Ethicalist® シーラント(一般LLシーラント)
  • Ethicalist® シーラント(バリア用シーラント)
  • Ethicalist® シーラント(パウチ用シーラント)

03MONO - MATERIAL 環境にやさしい単一素材

MONO-MATERIAL|組み合わせ例

MDOPEの大きな特徴は「高剛性」および「熱収縮低減」。加えて、バリアコートやバリアシーラントとの組み合わせで、より機能的になります。

MONO - MATERIAL表

04MONO - MATERIAL 製品群

Ethicalist® MDO

A基材フィルムとしてEthicalist®MDOを使用することでモノマテリアル化が可能

特徴
  • 一軸延伸技術により、一般のポリエチレンフィルムに比べて剛性、強度、透明性が向上

Ethicalist® HS

BLLシーラント (一般LLシーラント)

特徴
  • 優れたヒートシール性により製袋適性が良好
  • 超低温や低温シールタイプはモノマテリアル化に最適

CLLバリアシーラント (バリア用シーラント/Ethicalist® HS-NBG)

特徴
  • EVOHを使用した共押出多層設計による高い酸素バリア性
  • 独自の特殊配合技術による高い水蒸気バリア性

Dパウチ用シーラント (パウチ用シーラント/Ethicalist® HS-SUP)

特徴
  • 高いヒートシール強度と衝撃強度により破袋強度が優れる
  • 剛性と物性、ヒートシール性のバランスが優れる

E易カットシーラント ※オプション

特徴
  • 加工ではなく原料処方によるカット性能を付与することが可能
  • ノッチなどあれば直線カット性に優れた包装資材ができる

(開発中)VM-MDO、VM-LLバリアシーラント

『モノマテリアルで、できること』

ポリエチレンだけでモノマテリアルのラミネート包装資材ができるの?

Ethicalist® MDOとLL シーラントの組み合わせで、ラミネート包材のモノマテリアル化が可能に。
モノマテリアル化は大容量の詰め替え用パウチにも対応。

モノマテリアル包装資材でガスバリア性を上げることはできるの?

ポリエチレンのモノマテリアル包材の弱点であるガスバリア性能をシーラントで機能付与することで克服。モノマテリアル包材化の幅が広がります。

モノマテリアル包装だと刃物を使用しなければ簡単に切ることはできないの?

加工ではなく原料処方によるカット性能を付与することが可能。
ノッチなどあれば、直線カット性に優れた包装資材ができます。
(※オプション/開発中)