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これまでの挑戦「ハヤシが挑んできたこと」
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2024.01.28
手加工から機械での製造へ「屋外保管用耐候性パレットカバー・エコテックス」
流通業界では一般消費者が目にしない製品が活躍していることがあります。工場から工場への輸送の際にだけ使われる製品や、工場内で保管するときだけに使われている製品などです。このような製品も、実は皆さんの想像以上に多く製造され、日々さまざまな現場で使用されています。
当社の「屋外保管用耐候性パレットカバー・エコテックス」も、そのような製品の一つで、長くヒット商品になっています。これは通称「大型角袋」の一種で、立方体の箱のような形状をしています。パレットに積まれた資材を保護するために、上からすっぽりと掛けて使用します。用途は、貨物の輸送や保管、運搬時に雨やホコリから守ったり、荷崩れ防止などです。貨物でもパッと上から広げて覆いかぶせるだけ。取り外しも簡単で、使用後も折り畳んでしまっておけば何度か使用できるというメリットがあります。
実は、このような製品は、どこの会社でも製造しており、どの会社も手加工で行っていました。よって、1日に200~300枚ほどが完成すれば良いほうで、その分もコストも高い製品になっていました。しかしながら、持ち前の「開発マインド」が当社を突き動かします。無いのであれば機械を作ってもらおうと加工機械メーカーに何度も掛けあい、実現できました。さらに加工機械だけではなく、その原反を作るインフレーション機も刷新。工夫を積み重ねて、ようやく完成できました。
この工程の完成で、月産70万袋という多量の生産が可能になり、流通の中で活用されるようになりました。製品だけみれば、透明な大きな四角い袋ですが、これによって倉庫や運搬の現場が画期的に便利になりました。
「誰も実現できなかったことを実現する」誰にも負けないと自負する当社の「開発マインド」です。