製造工程

ポリエチレン包装材の製造工程をご紹介します

インフレーション

ポリエチレン原料(ペレット状)を加熱し、溶かしながら円筒状に押し出す。そこに空気を吹き込み、風船のように膨らましながら同時に冷却し、2枚の板の間を通して2つに折り畳み、巻き取り機で巻き取る工程です。
インフレーション工場では、水戸/ひたちなか工場合わせて、大小それぞれに生産機を有し、折り幅3200mmまで生産可能となっています。

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印刷

凹版(凹が掘られた版)を使用し、インフレーション工程で仕上げたフィルムに印刷する工程。凹版にインキを付着させ、ドクターと呼ばれる刃で余分なインキを落とします。さらに、「圧胴」と呼ばれるローラーで圧力をかけながら、版の間へフィルムを通してインキを輪転させるグラビア印刷方式で印刷していきます。CMP印刷工場では1~7色まで対応出来るグラビア印刷機を3系列有しています。

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製袋

インフレーションや印刷工程で仕上げたフィルムをヒートシールし、必要な長さにカットして袋状にする工程。(※ヒートシールとは熱でフィルムを接着させる方式)
製袋工場では幅2000mmまでの大型平袋や角袋等を生産することができます。

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国内各工場の生産能力

  • インフレーション
  • 印刷
  • 製袋

水戸工場

LDPE / LLDPE / 各種生産インフレーションライン
生産サイズ 折り幅 ~ 3,000 mm迄(多層機4台)
生産能力 4,000 t / 年(機械台数:13台)
生産環境 インフレ第一工場:陽圧システム、搬出入・入退室構造管理
インフレ第二工場:陽圧システム、搬出入・入退室構造管理

ひたちなかCMP工場

LDPE / LLDPE / 各種インフレーションライン
生産サイズ 折り幅 ~ 3,200 mm迄(多層機3台)
生産能力 6,000 t / 年(機械台数:17台)
生産環境 インフレCMP第一工場:陽圧システム、搬出入・入退室構造管理、
NAクラス100,000
インフレCMP第二工場:陽圧システム、搬出入・入退室構造管理、
NAクラス100,000

水戸工場

生産方式 フレキソ
生産設備 2色機1台
生産サイズ 850 mm幅 640 mm ピッチ
生産能力 150万 m / 年
生産環境 陽圧システム、搬出入・入退室構造管理

ひたちなかCMP工場

生産方式 グラビア
生産設備 7色機1台(振り分け)3色機1台
生産サイズ 700 mm幅 900 mm ピッチ
生産能力 3,000万 m / 年
生産環境 陽圧システム、搬出入・入退室構造管理、NAクラス100,000

水戸工場

生産内容 平袋 / GZ形状 角底袋 ECOTEX ECOTEX2
生産サイズ 幅:200 ~ 2,000 mm
生産環境 搬出入・入退室構造管理
生産能力 1,500 t / 年

ひたちなかCMP工場

生産内容 平袋 / GZ形状 角底袋 ECOTEX
生産サイズ 幅:200 ~ 2,000 mm
生産環境 陽圧システム、搬出入・入退室構造管理、NAクラス100,000
生産能力 4,500 t / 年

原油からポリエチレン素材ができるまで

flow-polyethylene
主要生産品目 主要用途
エチレン誘導品 低密度ポリエチレン(EVAを含む) フィルム、ラミネート、電線被覆
高密度ポリエチレン 成形品、フィルム、パイプ
塩化ビニルモノマー 塩化ビニル樹脂
エチレンオキサイド PET樹脂、界面活性剤
アセトアルデヒド 酢酸、酢酸エチル
スチレンモノマー ポリスチレン、ABS樹脂、AS樹脂、合成ゴム
その他